境界標のトリック 空間把握 数学的思考で嘘を見抜け
【コーヒーブレイク】
皆さん,こんにちは!本日のテーマは【不動産侵奪罪・境界損壊罪】について,触れてみたいと思います。え,そんな罪名ってあるの!?と思いがちですが,刑法にはしっかりと定められています。そこで,本日は数学的思考で謎を解いたお話しをしたいと思います。
皆さんは,「境界標」というのを一度は見たことがあると思いますが,(矢印)について考えたことはありますか。
例えば,十(十字)なのか,それとも←(矢印)。(古い方の境界標が特定できます。境界標の「刻印」の古い年代順は,主に「コンクリート杭」で,最近は「金属プレート杭」)。
本来の十(十字)の刻印の境界標が不明になったことを理由に,新たに異なった←(矢印)をぶっこんでくる者がいます。 すなわち,ぶっこんできたコンクリート杭の境界標の基礎(7cm×7cmの正方形)の場合,まるっと3.5センチ侵奪されたことになるという理屈です・・皆さんも注意してね。
【刑法】
第235条の2(不動産侵奪)
他人の不動産を侵奪した者は、10年以下の懲役に処する。
第262条の二(境界損壊)
境界標を損壊し、移動し、若しくは除去し、又はその他の方法により、土地の境界を認識することができないようにした者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
日本土地家屋調査士会『知って得する境界標の「知識」』,こちら
全然関係ないですがプロレスラーだった頃😊↓