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行政書士試験一般知識解説【国際連合と国際連盟】NATOは必須

【平成27年行政書士試験出題】

【問題】国際連合と国際連盟に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

1 国際連合では太平洋憲章が、国際連盟ではローズヴェルトの平和原則14か条が、それぞれ成立に至るまでの過程において出された。

2 国際連合ではアメリカのニューヨークに、国際連盟ではフランスのパリに、それぞれ本部が設置された。

3 国際連合では日本は原加盟国ではなく現在まで安全保障理事会の常任理事国でもないが、国際連盟では原加盟国であり理事会の常任理事国でもあった。

4 国際連合では米・英・仏・中・ソの5大国がすべて原加盟国となったが、国際連盟ではアメリカは途中から加盟しソ連は加盟しなかった。

5 国際連合では制裁手段は経済制裁に限られているが、国際連盟では制裁手段として経済制裁と並んで軍事制裁も位置づけられていた。


【試験ポイント】✨

1✖ 国際連合=大西洋憲章【アメリカ(ルーズベルト),イギリス(チャーチル)】

【年代表】

1919年・ワイマール共和国の成立

1920年・国際連盟成立(アメリカ不参加),本部スイス(ジュネーブ)

1922年・イタリアのムッソリーニ政権の樹立

1923年・ソビエト成立

1929年・世界恐慌

1933年・ニューディール政策

日本の国際連盟脱退

1936年・ヒトラー率いるラインラント進駐

1939年・独ソ不可侵条約

第二次世界大戦始まる

1940年・日独伊三国同盟

1941年・大西洋憲法・太平洋戦争

1945年10月 国際連合設立(本部ニューヨーク)

1956年12月 80番目の加盟国(日本)

2✖ 国際連盟本部はジュネーブ

3〇 原文のまま

4✖ 国際連盟成立(アメリカ不参加)

5✖ 覚え方,連盟の方が設立先,すなわち軍事制裁までない。年代を把握しているかを問う問題。


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