国家公務員中途採用者試験 過去問 我が国の気象 公務員試験 人文科学 2023年06月21日 【2020年氷河期出題】 【問題】次は,我が国の気象に関する記述であるが,A~Dに当てはまるものの組合せとして最も妥当なのはどれか。 冬は,大陸の地表面が放射冷却で低温になるため,地表面に接する空気が冷やされてAが発達し,西高東低型の気圧配置になる。日射量が次第に増え気温が上昇すると,Aが弱まり,西高東低型の気圧配置が崩れ,偏西風が次第に北に移動して低気圧が日本海を通過するようになる。 このとき南から暖かい空気が入ると,まだ冷たい大陸の空気とぶつかって温帯低気圧が急速に発達し,低気圧に向かって暖かく強い南よりの風が吹き込むことがある。立春後,最初に吹くこの南風をBという。 春には,偏西風の影響により,温帯低気圧とCが交互に通過し,日本付近では3~5日程度で周期的に天気が変化するようになる。 夏となり,偏西風が日本の北に移動して弱くなると,日本付近は北太平洋高気圧に覆われるようになる。この高気圧に覆われると,よく晴れて日射も強いため,全国的に暑い日が続く。また,南からの温かく湿った空気が流れ込むので,上昇気流が生じてDが発達しやすく,夕立や雷をもたらすことがある。 1.Aシベリア高気圧 B春一番 C移動性高気圧 D積乱雲 2.Aシベリア高気圧 Bやませ Cオホーツク海高気圧 D乱層雲 3.A移動性高気圧 B春一番 Cオホーツク海高気圧 D乱層雲 4.A移動性高気圧 B春一番 Cシベリア高気圧 D積乱雲 5.A移動性高気圧 Bやませ Cシベリア高気圧 D積乱雲 【試験ポイント】✨ 試験によく出るのが,「やませ」。「やませ」(寒冷風)は,夏に三陸地方で吹き,稲作などに冷被害を与える。 世界では,アドリア海の「ボラ」,フランスの「ミストラル」 解答1 公務員氷河期過去問解説 安全保障等 国家公務員試験 氷河期過去問解説 中世ヨーロッパ