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国家公務員試験 氷河期過去問解説 中世ヨーロッパ

【2021年氷河期出題】

【問題】中世ヨーロッパに関する記述として最も妥当なのはどれか。


1.4世紀,ローマ人はアジア系遊牧民のノルマン人に圧迫され,フランク王国の領内に移動を始め,その混乱の中で東ローマ帝国は滅亡した。

2.9世紀,ローマ教皇は,権力闘争により西ローマ皇帝と対立すると,プロイセンに接近して西ローマ帝国を滅ぼし,フリードリヒ2世に帝冠を授けて神聖ローマ帝国を建国させた。

3.10世紀,ペストの大流行により農業生産は停滞し,それまで盛んであった遠隔地商業は行われなくなり,商業都市はその人口を賄うことができなくなったため衰退した。

4.11世紀,イスラーム勢力の圧迫を受けたビザンツ皇帝がローマ教皇に救援を求めると,教皇は聖地奪回を目指す十字軍を提唱し,最初の遠征でイェルサレム(エルサレム)を奪回した。

5.12世紀,小国家が多数存在していたイタリア半島では,イスラーム勢力に対するローマ教皇勢力によるレコンキスタ(国土回復運動)が進んだ結果,イタリア王国が成立した。


【試験ポイント】✨

1× ノルマン人は,スカンディナビア半島・デンマークにいたゲルマン人であって,アジア系遊牧民ではない・別名バイキング。

【476年】ゲルマン人のオドアケル傭兵隊長によって,西ローマ帝国滅亡。

【1453年】東ローマ帝国滅亡。

2× 962年 神聖ローマ帝国 オットー1世(マジャール人撃退)がヨハネス12世から帝冠を受け成立。

3× ペスト(黒死病)の時期が間違い。最も流行が激しかったのが14世紀。

4〇 原文のまま 1095年 十字軍 教皇ウルバヌス2世が提唱。

5× レコンキスタ(スペイン語=再征服・国土回復運動)は,イベリア半島。