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刑法222条「脅迫罪」を知りたい

『アイドルグループ「仮面女子」の神谷えりなさん(25)のブログに殺害予告を書き込んだとして、警視庁が4月、神奈川県平塚市のファンの男(32)を脅迫容疑で逮捕していたことがわかった。容疑を認め、「グループを卒業しないでほしかった」と話しているという。万世橋署によると、男は2月7日、神谷さんのブログに「卒業したらぶっ殺す。君は生きている資格がないので死んでもらう」と書き込んだ疑いがある。発信元のIPアドレスから特定した。男は東京簡裁から罰金20万円の略式命令を受け、すでに納付したという。神谷さんのブログには、1月下旬にも匿名化ソフトを使用した、別の殺害をほのめかす書き込みがあり、署は他にも関わった人物がいるとみて調べている。朝日デジタル記事引用』,




被害に遭った被害者は,非常に「怖かった」ことでしょう。相手が「どこの誰」かもわからない「書き込み」,そして,犯人の弁解として「グループを卒業しないでほしかった」などの「被害者」のことを考えない誠に身勝手な主張だと思われる。刑法(222条)に規定されている「脅迫罪」は,相手方に対し,「恐怖心を生じさせる目的」で,相手方又はその親族の生命・身体・名誉・財産のいずれかに対して害を加える旨を告知することによって成立します。この「告知」される内容は,記事内容にあるとおり,「生命に対する害悪の告知」,人に恐怖心を生じさせるに足りる性質のものが必要です。また,「身体に対する害悪の告知」,「自由に対する害悪の告知」,「名誉に対する害悪の告知」,「財産に対する害悪の告知」があります。そして,よく間違っている事例が,『「被害者」が実際こわがったか,どうか』,これは必要ありません。すなわち,被害者が怖がらなくても脅迫罪は成立します

(脅迫)
第222条 生命,身体,自由,名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は,二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
2 親族の生命,身体,自由,名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も,前項と同様とする。