公務員試験・行政書士試験 出題頻度の高い判例【最判昭42・11・30】
【各種試験で出題頻度の高い有名な判例】↓
【昭和42年11月30日,最高裁判所第1小法廷,家屋明渡等請求】
【判事事項】
不法行為に基づく損害賠償債権を自働債権とし不法行為以外の原因による債権を受働債権とする相殺の許否
【裁判要旨】
民法第509条は、不法行為の被害者をして現実の弁済により損害の填補をうけしめるとともに、不法行為の誘発を防止することを目的とするものであり、不法行為に基づく損害賠償債権を自働債権とし、不法行為による損害賠償債権以外の債権を受働債権として相殺をすることまでも禁止するものではないと解するのが相当である。
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