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行政書士試験一般知識過去問解説 難民

【平成26年行政書士試験一般知識】

【問題】難民に関する次の記述のうち、明らかに誤っているものはどれか。


1 国際連合難民高等弁務官事務所は、国際連合の難民問題に関する機関であり、かつて、緒方貞子が高等弁務官を務めたことがある。

2 難民の地位に関する条約は、難民の人権保障と難民問題解決のための国際協力を効果的にするためのものであり、日本も加入している。

3 シリアの内戦は2014年に入っても終結せず、大量の難民がレバノンなどの周辺国へと避難する事態が続いている。

4 難民には、政治難民、災害難民、経済難民など多くの種類があるといわれているが、日本では、積極的な国際貢献のため、その種類を問わず広く難民を受け入れている。

5 日本では、かつて、1975年のベトナム戦争終結期に生じた「インドシナ難民」といわれる人々を受け入れる措置をとった。


【試験ポイント】✨

1〇 原文のまま 緒方貞子氏(第8代国連難民高等弁務官1990年(平成2年)~2000年(平成12年),2003年(平成15年)から2013年(平成25年)まで国際協力機構 (JICA) 理事長を務めた。

2〇 原文のまま 難民条約・議定書(1967年の難民の地位に関する議定書)への加入が承認され,昭和57年1月1日に難民議定書に加入。

3〇 原文のまま 外務省によると,「周辺諸国等に約570万人以上の難民が流出(国連等,2021年11月時点) したとされ,今世紀最悪の人道危機と言われる状況が継続している。」

4✖ 日本の難民認定は極めて難しいと覚えましょう!

政府から個人的に把握され狙われていなければ難民ではないという日本独自の解釈を「個別把握論」という。

5〇 原文のまま