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国家公務員中途採用者試験 過去問解説 道元 中江藤樹 内村鑑三

【2021年度,国家公務員中途採用者選考試験過去問】

【問題】次のA,B,Cは,我が国の思想に関する記述であるが,これらの記述と人物名の組合せとして最も妥当なのはどれか。


A:修行を重視し,ひたすら坐禅に徹せよと説いた(只管打坐)。また,修行によって悟りが得られるのではなく,修行と証(悟り)は一つである(修証一等)であると考えた。

B:人倫の道の根源は人を愛し敬う孝であるとし,孝を道徳の基本においた。さらに孝は時・処・位に応じて行われるべきであるとした。晩年は陽明学の考え方を取り入れ,人が生まれながらにもつ良和の発揮の実践(知行合一)を説いた。

C:二つのJ(イエスと日本)を愛し,生涯を捧げる決意をした。人間は神の前で独立した人格であることを重視し,教会や儀式に重きをおかず,聖書の言葉をよりどころとする無教会主義を唱えた。


1.A道元 B中江藤樹 C内村鑑三

2.A道元 B本居宣長 C新渡戸稲造

3.A道元 B本居宣長 C内村鑑三

4.A法然 B中江藤樹 C新渡戸稲造

5.A法然 B本居宣長 C内村鑑三


【試験ポイント】✨

公務員試験では,あまりお目にかからない中江藤樹さん。


【道元キーワード】

1 日本曹洞宗開祖

2 正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)道元の著書。

正法眼蔵随聞記は,弟子の孤雲懐奘(こうんえじょう)

3 只管打坐(しかんたざ)意味は,ひたすら坐禅すること。

4 修証一等(しゅしょういっとう)


【中江藤樹(なかえ とうじゅ)キーワード】

1 近江(滋賀県)出身,陽明学の開祖

2 「人倫」

3 「孝」

4 「知行合一」(ちこうごういつ)

5 著書「翁問答(おきなもんどう)」


【内村鑑三(うちむら かんぞう)キーワード】

1 「2つのJ」

2 「非戦論」

3 「無教会主義」

4 「不敬事件」

解答1