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入国警備官プレミア過去問 植民地解説

【平成19年入国警備官過去問】

【問題】植民地に関する記述として最も妥当なのはどれか。


1.アメリカ合衆国は,米西戦争でスペインを破って,スペインの植民地であったフィリピンやグアムを植民地として獲得した。フィリピンではスペイン統治時代から独立運動が続けられていたが,独立が認められたのは第二次世界大戦後であった。

2.イギリスは,現在のインドやオーストラリアのほかに,インドネシアやベトナム,マレーシアなどのフィリピンを除いた東南アジア全域を植民地として獲得した。このうち独立が最も遅かったのはベトナムで,ベトナム戦争に勝利した後に独立を果たすことができた。

3.フランスはファショダ事件の後,エジプト,スーダン,南アフリカなど,アフリカ大陸を横断するかたちで植民地を獲得した。エジプトではフランス人技師のレセップスがスエズ運河を開削し,南アフリカではフランス実業家のセシル=ローズがアスワン・ハイダムを建設した。

4.ドイツは,現在のアルジェリアやモロッコ,リビアなどのアフリカ大陸の北西部を植民地として獲得した。第二次世界大戦中は,これらの植民地がナチス・ドイツへの資源供給源となったので,連合軍はモロッコのノルマンディーに上陸作戦を行い,ドイツに対する勝利を決定づけた。

5.ポルトガルは,メキシコやアルゼンチン,ブラジルやコロンビアなど,中南米地域全域を植民地として獲得した。植民地時代を通してポルトガル本国からの入植が盛んであったこともあり,現在でもこれらの国々ではポルトガル語が公用語となっている。


【試験ポイント】✨

1.〇 米西戦争(べいせいせんそう)1898年4月 アメリカ VS スペイン フィリピン・グアム島の領有。フィリピン独立運動の指導者(アギナルド)

2.✖ インドネシアの植民地化はオランダ,ベトナムの植民地化はフランス。ベトナム戦争はアメリカ。

3.✖ エジプトの保護国化はイギリス。セシル=ローズは,イギリスの政治家。

1898年,ファショダ事件(イギリスの縦断政策 VS フランスの横断政策)

アフリカにおける最初の帝国主義の衝突・最終的にフランスの譲歩。【1904年,英仏協商】

4.✖ モロッコにおける優越権はフランス。ノルマンディー上陸作戦とは,北フランス・ノルマンディー海岸。

ヴィルヘルム2世

【1905年,第一次モロッコ事件】

【1911年,第二次モロッコ事件】※ 両方とも失敗

5.✖ ポルトガルはアンゴラ・モザンピークを領有。メキシコ・アルゼンチン・コロンビアの植民地化は,スペイン。ブラジルの植民地化はポルトガル。1500年ペドロ・アルヴァレス・カブラルによって,ブラジル発見。