総務省消防庁 ブロック塀地震，「建築基準法施行令」
Ｑ
プロから見た優良不動産屋の「判断基準」を教えて！
ひとつの「判断基準」として，ブロック塀について聞いてみることです。例えば，建築基準法施行令に違反した「ブロック塀」をよく見かけますが，これは地震等の被害を考えない素人です！自分自身が被害に遭うのであれば何ら言うことがないのですが，ブロック塀倒壊による被害者はほとんどが第三者です！個人的な意見ですが，仮にお家を建築するとき，良い業者を選定する基準として高段のブロック塀ではなく，「フェンス柵」をお勧めする業者は，地震のことも考えた良い業者と考えて間違いないしです🌸金儲け主義だと，高段ブロック＋フェンス柵です！地震によって，「ブロック塀」が倒壊し死者を出した事例は皆さんもご存知だと思われますが，この「ブロック塀」については，建築基準法施行令は以下のように定められています。
【建築基準法施行令】↓
（塀）
第６２条の八 補強コンクリートブロック造の塀は，次の各号（高さ一・二メートル以下の塀にあつては、第５号及び第７号を除く。）に定めるところによらなければならない。ただし，国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては，この限りでない。
一 高さは，２・２メートル以下とすること。
二 壁の厚さは，１５センチメートル（高さ２メートル以下の塀にあつては，１０センチメートル）以上とすること。
三 壁頂及び基礎には横に，壁の端部及び隅角部には縦に，それぞれ径９ミリメートル以上の鉄筋を配置すること。
四 壁内には，径９ミリメートル以上の鉄筋を縦横に８０センチメートル以下の間隔で配置すること。
五 長さ３・４メートル以下ごとに，径９ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの５分の１以上突出したものを設けること。
六 第３号及び第４号の規定により配置する鉄筋の末端は，かぎ状に折り曲げて，縦筋にあつては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあつてはこれらの縦筋に，それぞれかぎ掛けして定着すること。ただし，縦筋をその径の４０倍以上基礎に定着させる場合にあつては，縦筋の末端は，基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。
七 基礎の丈は，３５センチメートル以上とし，根入れの深さは３０センチメートル以上とすること。