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入国警備官過去問解説【動物における刺激の伝達や反応】

【入国警備官過去問】

【問題】動物における刺激の伝達や反応に関する記述として最も妥当なのはどれか。


1.刺激の伝達は,神経細胞の内部では,細胞膜の内部と外部の浸透圧の逆転から生じた興奮によって伝わっていく。その伝達速度は,髄鞘のない無髄神経の方が速く,髄鞘のある有髄神経の方が遅い。

2.刺激の伝達は,神経細胞の間では,興奮が神経細胞の軸索の末端まで伝わるとボーマン嚢に神経伝達物質が分泌され,隣接する神経細胞にうつっていく。交感神経の場合はインスリン,副交感神経や運動神経の場合はアセチルコリンが神経伝達物質である。

3.動物が刺激に反応して一定の方向に向かう行動を走性といい,刺激に近づく行動を正の走性,遠ざかる行動を負の走性という。このような反応を引き起こす刺激源には,光,重力,化学物質などがある。

4.動物がくり返して刺激を経験することにより,意識せずに刺激に適合した反応を示すことを反射という。反射を引き起こす中枢は大脳や小脳で,関係する神経の経路を反射弓という。

5.動物は特定の刺激に反応して行動のパターンを変えることがあるが,これを本能行動という。このように,行動を変化させる刺激を信号刺激(鍵刺激)といい,アヒルの雛は,最初に出会った動くものを親と認識して行動する。


【試験ポイント】✨

1 × 髄鞘のある有髄神経の方が伝達速度は速い。

2 × 交感神経終末の伝達物質は,ノルアドレナリン。

3 ○ 走性(そうせい)原文のまま

4 × 反射を引き起こす中枢は大脳や小脳ではない。

脊髄反射の伝達経路は,感覚器→感覚神経→脊髄→運動神経→骨格筋

脊髄「手足の反射・排尿の中枢」。反射弓(はんしゃきゅう)

5 × アヒルの雛は,最初に出会った動くものを親と認識して行動することを「刷り込み」。