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2021年氷河期過去問 生物 ヒトの体内におけるタンパク質

【2021年氷河期出題】

【問題】ヒトの体内におけるタンパク質に関する記述として最も妥当なのはどれか。


1.生体内で働くタンパク質には,軟骨の構成成分であり組織の構造を保つコラーゲンや,筋肉の構成成分であるアクチンやミオシンなどがある。

2.タンパク質は,10種類のアミノ酸から構成されている。このうち,体内で十分な量が合成でき,生命活動に必要不可欠な役割を担うアミノ酸を必須アミノ酸という。

3.タンパク質は,胃で働く酵素であるアミラーゼや,腸で働く酵素であるリパーゼによって分解され,エネルギー源として利用される。

4.タンパク質の分解により有害な尿酸が発生するが,肝臓で毒性の少ないアンモニアに変換される。

5.タンパク質は,腎臓の糸球体を通過し,尿が排泄されるまでの間に,フィブリンの作用で再吸収される。


1〇 原文のまま

2✖ タンパク質は20種類

3✖ アミラーゼはでんぷん(糖質)を分解して糖にする酵素。主に膵臓,睡液腺,耳下腺から分泌。

リパーゼ(膵リパーゼ)は,膵で合成され,膵液中に分泌されてトリグリセリド(中性脂肪)を加水分解する消化酵素。

4✖ アンモニアは,血しょうによって肝臓に運ばれ,肝臓で無害な尿素に変換される。イメージは,アンモニア→尿素→尿 肝臓で尿素,じん臓の毛細血管で尿に。

5✖ フィブリンは血液凝固に重要なタンパク質。

解答1