2006年12月「行政書士試験コメント」
2006年12月「行政書士試験コメント」
受験生の皆さん、本試験お疲れ様でした🌸 平成18年度は新試験一発目でした。どのような形式で出題されるか不安がありましたが,蓋を開けてみれば社会保険労務士試験で出題されるような多肢選択式・・・内容自体は基礎的なものでしたが,あまり良問とは言えないですね。当事務所の憲法の問題を解いている人は「違憲審査制」など直ちに解けたものと思います。行政手続法の「意見公募」や「ADR」など的中したのは嬉しいのですが,問題は記述式です。合格者調整のためと思われるような問題でしたね。司法改革の波が進む中で遅れをとったため,このような記述式にしたのであろうと思います。40字以内ということで「法令用語」の定義を記述させると思っていましたが違いましたね。しかし,司法試験のような論述で問われる法的思考力とは言い難いですね。このような記述式を出題するくらいなら「民事訴訟法」や「刑事訴訟法」を科目に取り入れたほうが良いですねと思う今日この頃です。いずれにしろ,択一の基礎をしっかり勉強した受験生は高得点が取れたものと思います。当事務所サイトから合格された人,心からおめでとう御座います🌸