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行政書士試験一般知識解説 世界の都市 イギリス最初の田園都市 レッチワース

【平成26年行政書士試験 過去問】

【問題】世界の都市に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。


1 19世紀にル・コルビュジェは田園都市構想を提唱し、20世紀のロンドンのニュータウン建設に影響を与えた。

2 住宅地域が中心都市から郊外に拡大し、農地などが無秩序に宅地化される現象をストロー現象という。

3 大都市の旧市街地で、住宅の老朽化や貧困層の集中などにより問題が起きることを、イントラシティ問題という。

4 ある国で、特定の都市に人口が集中し、2位以下の都市との人口差が極端に大きい場合、前者の都市をプライメイトシティという。

5 グローバル経済化の進展により、農村部から人口が流入して形成されたアフリカの巨大なスラム街を含む都市をグローバルシティという。


【試験ポイント】✨

行政書士試験特有の難問ですが,公務員試験などでは「ドーナツ化現象」が一番出題率が高いです!因みに,フランス人ランファンの都市設計「放射直交路型街路網」も大事です!「迷路型街路網」は,テヘラン。さらに,「放射環状路型街路網」は,オーストラリアの首都キャンベラ。


1 × ル・コルビュジェ(スイス生誕1887年)は,フランスで活躍した建築家。代表作 ロンシャンの礼拝堂。田園都市構想の提唱は,イギリスのエベネザー・ハワード(イギリス1850年生誕)。田園都市として最初に建設されたロンドン郊外の都市レッチワース。

2 × 都市的な土地利用が無秩序に広がっていく現象をスプロール現象という。

3 × インナー・シティ問題という。

4 〇 原文のまま 代表例として,イギリス(ロンドン)・イラン(テヘラン)・ペルー(リマ)・エジプト(カイロ)・大韓民国(ソウル)。

5 × その都市の影響力が全世界に及ぶ都市をグローバルシティ(世界都市)という。例として,東京・ニューヨーク。


【よく試験に出題される街路網】

【直交路型街路網】シカゴ・長安・北京・京都
【放射直交路型街路網】ワシントン・ニューデリー・帯広
【放射環状路型街路網】パリ・モスクワ・キャンベラ
【迷路型街路網】テヘラン・ダマスカス