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国家公務員試験 氷河期過去問 中国の歴史

【2021年氷河期過去問】

【問題】中国の歴史に関する記述として最も妥当なのはどれか。


1.6世紀に建国された隋は,試験による官僚登用法として科挙を導入し,また,大運河を建設した。しかし,高句麗遠征などの負担から反乱が起こり,滅亡した。

2.7世紀に建国された唐は,東西交易路を重視し,駅伝制(ジャムチ)を整備した。首都の敦煌は,各国からの商人,使節,留学生が集う国際色豊かな政治,経済の中心地となった。

3.10世紀に建国された宋は,皇帝の権限を強化し,科挙を廃止した。しかし,軍事的には弱体であったため全土で起きた争乱により滅亡し,その後,春秋・戦国時代となった。

4.13世紀に建国された元は,首都の長安を中心に海上高易に進出した。他方,皇帝の権威を高めるため民間貿易を禁止し,日本や朝鮮などの周辺諸国との朝貢貿易のみを認めた。

5.14世紀に建国された明は,漢民族の優位を説き,満州族に辮髪を強制した。一方,中央官庁の要職は,満州族と漢民族を同数に満漢併用制を行った。


【隋(ずい)581年~618年 キーワード】

1 北周の楊堅が建国

2 租庸調制の実施(均田制の徹底)

3 科挙制の実施


【試験ポイント】✨

解答1

1 〇 原文のまま

2 ✖ 駅伝制(ジャムチ)は,モンゴル帝国・元の駅伝

3 ✖ 宋は960年に趙匡胤(ちょうきょういん)が建国・科挙は廃止されていない,むしろ盛んであった。春秋・戦国時代は前

4 ✖ 元=フビライが建国,モンゴル人第一主義,元の首都,大都(現北京) 。朝貢貿易は明の時代

5 ✖ 辮髪=清時代