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【2021年公務員氷河期試験過去問】 自然科学や科学技術などの分野で使われる用語

【2021年氷河期出題】

【問題】自然科学や科学技術などの分野で使われる用語に関するA~Dの記述のうち,妥当なもののみを挙げているのはどれか。


A:トリチウム:三重水素とも呼ばれ,陽子1個と中性子3個から成る水素原子で,地球上では自然界に存在する水素原子の1割程度を占めている。トリチウムが壊変すると,ネオンとリチウムが生成される。

B:インフォームド・コンセント:傷病の緊急度や程度に応じて,患者に治療の優先順位を付けることである。近年は,公平性を担保するために,人工知能(AI)を利用して順位を決定するようになっている。

C:アナフィラキシー:食物,ハチ毒,薬などが原因で起こる急性アレルギー反応を指す。重症化すると血圧降下や呼吸困難などの全身症状を示し,この症状はアナフィラキシーショックと呼ばれる。

D:アニマルウェルフェア:動物福祉とも呼ばれ,家畜を快適な環境下で飼養することにより,家畜のストレス疾病を減らすことが重要であるとされる。欧州連合(EU)では,採卵鶏の飼育方法は,従来型のゲージ飼いから平飼いなどへの移行が進められている。


1.A,B

2.A,D

3.B,C

4.B,D

5.C,D


【試験ポイント】✨

× A トリチウムとは水素の仲間(同位体)で,放射線を出す放射性物質。水素の原子核が陽子1個でできているのに対し,トリチウムの原子核は陽子1個と中性子2個から構成。「三重水素」とも呼ばれている。三重水素の原子核は不安定な状態。

× B

『 医師は「くすりの候補」を使えば病気に効果があると期待される患者さんに、治験への参加をお尋ねします。患者さんの自由な意思にもとづく文書での同意があってからでないと治験は始められません。この「説明と同意」のことを「インフォームド・コンセント」といいます。厚生労働省一部引用』

正解5


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