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令和3年行政書士試験過去問【基礎法学】法令の効力 解説

令和3年行政書士試験過去問【基礎法学】法令の効力

【問題2】法律の有効期間を当該法律の中で明確に定めている場合には、原則としてその時期の到来により当該法律の効力は失われる。

【試験ポイント】✨
解答○
「限時法」とは,一定の期間内に限り効力のあるものとして制定された法律のこと。「限時法」については,行政書士試験で何回も出題されていますので,とにかく過去問に触れましょう。
行政書士試験には出題されないと思いますが,念のため「限時法の理論」というのがあります。簡単に言うと,罰則に関する経過措置がない場合には,免訴を見越して犯行に及ぶかもしれないという問題です。
しかし,通常は罰則に関する経過措置を限時法の中にもりこんでいるので問題となりません。


2011年行政書士試験過去問【基礎法学】

【問題】限時法とは、特定の事態に対応するために制定され、その事態が収束した場合には失効するものをいう。

【試験ポイント】✨
解答✖
「事態が収束した場合」ではなく,「その時期の到来により当該法律の効力は失われる。」です。