公務員試験 時事問題 2次試験面接対策【日本とNATO(北大西洋条約機構)の関係】
NATO(北大西洋条約機構)の概要
1949年4月4日 調印 北大西洋条約にもとづく,集団安全保障体制の軍事機構。
加盟国 32か国(2023年4月4日,フィンランド,2024年3月7日,スウェーデン加盟)
『アイスランド,アメリカ,イタリア,イギリス,オランダ,カナダ,デンマーク,ノルウェー,フランス,ベルギー,ポルトガル,ルクセンブルク(以上原加盟国)ギリシャ,トルコ(以上1952年2月),ドイツ(1955年5月当時)西ドイツ,スペイン(1982年5月),チェコ,ハンガリー,ポーランド(以上1999年3月),エストニア,スロバキア,スロベニア,ブルガリア,ラトビア,リトアニア,ルーマニア(以上2004年3月),アルバニア,クロアチア(以上2009年4月),モンテネグロ(2017年6月),北マケドニア(2020年3月),2023年4月フィンランド,2024年3月7日,スウェーデン(全32か国)』
本部 ベルギー(ブリュッセル)
※2024年10月:事務総長(マルク・ルッテ:元オランダ首相)
NATO加盟国軍隊の合計約335万人(2023年次報告)
NATO加盟国の国防費総額約1兆840ユーロ(2023年次報告)
コソボでの治安維持活動(KFOR),地中海でのシーガーディアン作戦,アフリカでの能力構築支援等を実施。アフガニスタンでは「国際治安支援部隊(ISAF)」(2003-2014)及び「確固たる支援(RSM)」(2015-2021)を実施も、2021年9月初旬に同国から撤退。
2019年12月の首脳会合で初めて中国に言及して以降、対中認識は高まりを見せており、我が国を含むアジア太平洋パートナーとの協力拡大に意欲。
2022年6月のNATO首脳会合には岸田総理大臣が日本の総理大臣として初めてNATO首脳会合に出席。出典:外務省欧州局政策課記事引用,こちら
【2013年4月】ラスムセン事務総長(当時)訪日(安倍総理表敬、岸田外務大臣との会談)
※ 安倍総理とラスムセン事務総長により初の「日・NATO共同政治宣言」を発表。
※ 岸田外務大臣より、駐ベルギー大使をNATO日本代表に任命したことを紹介。サイバーやテロ対策の協力で一致。
【2014年5月】安倍総理のNATO本部訪問
※ 日・NATO国別パートナーシップ協力計画(IPCP)発表。
※ 海賊対処における連携(オーシャン・シールド作戦参加部隊との共同訓練実施に基本合意。)
※ NATO本部への女性職員派遣に基本合意。
【2015年1月】岸田外務大臣のNATO本部訪問、ストルテンベルグ事務総長との会談
※ ハイレベル対話の維持、海賊対処共同訓練、アフガニスタン支援の協力で一致。
※ アジア情勢、ウクライナ協力について意見交換。
※ 邦人拘束事案で協力要請。
【2017年7月】安倍総理のNATO本部訪問
※ 海洋安全保障、サイバー等の分野での関係深化の加速で一致。
※ NATO海上司令部(MARCOM)への連絡官派遣に同意。
※ NATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE)を通じた協力強化。
【2017年10月】ストルテンベルグ事務総長訪日(安倍総理表敬、河野外務大臣との会談)
※ 共同プレス声明を発出。
※ 北朝鮮による核実験・弾道ミサイル発射を最も強い言葉で非難。
※ 拉致問題の即時解決を要請。
※ 東・南シナ海の状況に懸念を表明。
※ IPCPの改訂に向けた議論を開始することで一致。
【2018年7月】NATO日本政府代表部開設(在ベルギー大兼館)
【2019年3月】CCDCOEへ防衛省職員を派遣
【2020年6月】IPCP改訂
【2020年12月】 NATO外相会合で茂木外務大臣演説 (NATO代大使代読)
【2021年6月】NATO首脳会合(コミュニケにおいて、アジア太平洋パートナー (豪、日、NZ、韓)との協力促進に言及
今年時事問題の出題率ナンバー1です🌸
試験対策で押えるポイント1は,北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)は「集団防衛」,「危機管理」及び「協調的安全保障」の三つを中核的任務としており,加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務です。そして,ポイント2は,日本とNATO(北大西洋条約機構)との関係です。特に2021年9月にアフガニスタン撤退,ここは出題されそうですね。因みに,NATO(北大西洋条約機構)に対抗する組織として従前WTO(ワルシャワ条約機構)もありましたが1991年7月に解体しました。公務員試験で最も難関な一次試験の合格後の2次試験の「面接」対策にも使えますのでできるだけ覚えておきましょう。
例えば,面接官から以下の質問がありました。